淀屋橋・肥後橋の居酒屋なら豚肉料理専門店(日日是耕日・にちにちこれこうじつ)

所在地:
〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町4-5-14 三幸ビル1F
営業時間:
月~金 11:30~13:45(L.O.13:30)、17:30~21:30(L.O.21:00)
定休日:
土・日・祝
06-6231-5539

店長の成長日記

店主の成長日記 ~40歳を過ぎても日々成長~

店主の政友晴人(まさとも はると)と申します。
人によく「名前が二つあるみたい」と言われるのですが、ルーツを辿ってみると
明治以前は「~の政友」と名乗っていたそうです。
それが時代とともに姓名を決めなくてはならなくなり、名前っぽい苗字になったようです。

出身は大阪の池田市で、それ能勢に近い山の中で、子供のころは山や川を走り回って育ちました。
昔から何でも自分でやってみないと気がすまないたちで、あまり人の言うことも聞かず、
通知簿にはよく「協調性がありません」と書かれていました(笑)。

そんな私なので将来は人に使われるのではなく、何か自分の手でやりたいと思っていました。
そして選んだのが飲食業でした。“いつか自分の店を持ってやる”との思いで23歳から東京や
大阪の飲食店で修行を積み、9年目で運よく念願だった自分の店が持てる事になったんです。

自分の店が持てると決まった時、まず“何屋にしようか”ということろから始まりました。
そこで東京の修行中に、豚の美味しさにハマった『やきとん』を思い出し、当時の大阪ではほとんど
なかった「やきとんの店、豚肉を専門にする店をやろう!」と決めたんです。
そして素材探しが始まりました。

豚肉を選ぶポイントとして一番こだわったのは、“豚特有の臭みがない事”。
牛肉文化の根強い大阪で万人に受け入れられるにはそれしかないと思ったからです。
そして二番目は“旨い=高いではダメ”ということ。
「一人でも多くの人に美味しい豚を楽しんでもらいたい!」その思いをもとに、鹿児島の黒豚をはじめ
岩手の白金豚や沖縄の紅豚など10種類以上の豚肉を食べ比べました。
そして見事その問題をクリアしたのが【茶美豚】(ちゃーみーとん)でした。

茶美豚は、ほんのり甘い脂身と、やわらかい赤身のバランスが絶妙で、口に含むと何とも言えない
旨みがじゅわ~っと染み出てくる。もちろん豚特有の臭みもなく、脂もサラッとしていて食べ飽きることがない。「よし!コレだ! この豚を使ってうち独自のやきとんスタイルを創ろう!」という思いで
2001年7月に店をスタートさせました。

当時、豚肉料理専門店なんて大阪にまだなかったので、「うち発信で大阪に豚ブームを作りたい!」などと思い、流行に敏感なOLさんをターゲットにしました。
するとそれが見事に的中!女性ファッション誌や週刊誌、テレビでも取り上げていただき、一瞬、大成功!の様に見えたのですが、思うように客足は伸びませんでした。
本当に焦り、悩みました。
色んな店を食べ歩き、うちに一体何が足りないのか、くる日もくる日もそればかり考えて過ごしました。
そして、それに追い討ちをかけるようにして起こったリーマンショック。
世界を震撼させたあの大事件の波は、大阪のこんな小さな店も簡単に飲み込んでゆきました。
夜のお客さんが少しづつ減り、宴会が減り、周りには安い立ち呑み屋が増え、値引き競争が始まりました。
自分の頭の許容範囲をはるかに超えた速い変化に正直、「もう店をやめてしまおうか…」とも思いました。

でも、そんなある日、ふと気づいたんです。
女性のお客さんにまじり、足しげく通ってくださる男性のお客さんがいることに。
しかも会社では、上の地位におられると思われる身なり、年齢の方々です。
そしてある日、その中の一人の紳士が、私に声をかけてくださったんです。
「ここは何を食べても美味しいね」
本当に感激しました。「この方は、うちの外見ではなく、内面のよさを理解してくれてるんだ

そして思ったんです。「こういうお客様こそ大切にしなければ!」と。
そこから180度変わりました。

「流行を追うのではなく、不変のものを作ろう」。
それから今まで築いたものをすべて見直しました。料理は豚本来の味を生かすようなメニューに変え、
酒も豚と相性のよい焼酎に力を入れました。
そして、この不況で一番つらい思いをしているこの街で働く人たちに少しでも日常を忘れ、楽しいひと時を過ごしてもらい、日常のちょっとした贅沢を提供してゆきたい。
この世界的な不況は、私を初心に帰らせてくれました。

店名のもととなった『日々是好日』(ひびこれこうじつ)。
これは「晴れの日も雨の日も同じ一日。だからその一日を好い日にしましょう」というすごく前向きな
お釈迦様の言葉です。
そして店名の【日日是耕日】(にちにちこれこうじつ)。
これは、「その好い日となる土台をまず耕やそう」という思いでつけました。
まだまだ好い土地を耕している途中ですが、これからも地道に耕し続け、少しでもこの街のみなさんのお役に立てればなぁ…と思っています。

『本格焼酎とぶた肉料理 日日是耕日』 店主/政友 晴人